2019年に読んだ本

2019年の読了本をまとめてみました。
感想に若干ネタバレがあるものがありますので自己責任でご注意ください。

下鴨アンティークの最終巻(オムニバス番外編)だけが年越しになってしまったのが反省点です。
今年は満を持して十二国記一気読みをする予定。そのため新潮で全部揃え直しました!

2019年の読書メーター
読んだ本の数:38冊
読んだページ数:12543ページ
ナイス数:399ナイス

https://bookmeter.com/users/6533/summary/yearly
■アンと青春 (光文社文庫)
続編を!是非!お願いします!
読んでると和菓子が食べたくなって、デパ地下寄っちゃうんだよな。
読了日:01月01日 著者:坂木 司
https://bookmeter.com/books/13183271

■七月に流れる花 (講談社タイガ)
実際にどこかに存在していそうに感じるのは、しっかりと世界観が確立されているからなのだろう。別の話、とされている八月~を続けて読む予定。
読了日:01月04日 著者:恩田 陸
https://bookmeter.com/books/13137398

■八月は冷たい城 (講談社タイガ)
七月に流れる花の、男子サイドの物語。
身内を喪うという恐怖と明かされる別の恐怖もあり、予想はできたが非常に後味の良くない怖さが支配した読後感でした。
読了日:01月05日 著者:恩田 陸
https://bookmeter.com/books/13179357

■木洩れ日に泳ぐ魚 (文春文庫)
関係性に障害があったから恋をしているような気がしていただけだった、という感情はすごくわかる気がする。ダメだと言われると魅力を感じて惹かれてしまう心理というか。一晩でこの展開は、疲れちゃうだろうなぁ。
読了日:01月08日 著者:恩田 陸
https://bookmeter.com/books/771338

■聖母 (双葉文庫)
読んでいてふと、違和感を感じても、別の違和感でミスリードされていました。真相を知り、なるほど、と違和感を感じた部分がほどける感覚が小気味良かった。途中若干、グロあり。そして、母とはこんなにも狂気的に我が子を愛せるものなのかというゾクりとする怖さもあった。
読了日:01月10日 著者:秋吉 理香子
https://bookmeter.com/books/13091650

■偏愛小説集 あなたを奪うの。 (河出文庫 く)
タイトルから、略奪愛でドロドロな感じの短編集だと思って読み始めたのだが、そうではなかった。文庫版でタイトルが変わったようだが、変更前のタイトルの方がこの短編集には合っている気がする。
読了日:01月10日 著者:彩瀬 まる,窪 美澄,千早 茜,花房 観音,宮木 あや子
https://bookmeter.com/books/11562408

■十二人の死にたい子どもたち (文春文庫)
死を考えることは、生きることなのかもしれない。死んだつもりになれば何でもできる、のかもしれない。
子供たちが真剣に、集団死を実行するために話し合い、ひとりで考えていた事を、違う世界に住んでいる違う考え方の人たちと話し合うことで変わっていく話、だと思った。それぞれは元々間違っていないと尊重しあうことも大切。
読了日:01月24日 著者:冲方
https://bookmeter.com/books/13090583

今夜、ロマンス劇場で (集英社文庫)
ちょっとした会話が伏線になっていて、余計に第四章が泣けた。切なくてあたたかいラブロマンス。
読了日:01月26日 著者:宇山 佳佑
https://bookmeter.com/books/12507724

■群盗 (岩波文庫)
宝塚で公演されるので読みましたが、舞台を観てからじゃないと読み進められなかったかも。
戯曲って何故だか、読みづらいんだよなぁ。
読了日:03月04日 著者:シラー
https://bookmeter.com/books/508025

■闇に香る嘘 (講談社文庫)
謎が解け始め、全てが繋がった時の快感といったら!そして、小説だからこそのトリックだなぁと感じました。
物語の序盤は少し重くてしんどいところもあったけれど、そこを抜けたら止まらなくなりました。
読了日:04月05日 著者:下村 敦史
https://bookmeter.com/books/11097510

■ゆらやみ (新潮文庫)
ただ一人の男を愛し、その男に愛された女の話。廓の話にありがちな、足抜けにならなかったのは、登枝の出生にもよったのかな。
登枝を愛した二人の旦那さんもすごくいい男だし、遣り手婆のおそのが、実はとっても強くてしなやかにその時代を生き抜いた女なのだなと思う。
読了日:04月10日 著者:あさの あつこ
https://bookmeter.com/books/12518341

■模倣の殺意 (創元推理文庫)
これが、昭和46年の作品であると思うと、その当時の衝撃は想像に難くない。創元推理文庫での改訂は、必要な改訂だと思います。
読了日:04月17日 著者:中町 信
https://bookmeter.com/books/548846

■天啓の殺意 (創元推理文庫)
まとまった時間が取れなくて細切れで読んだけれど、これは一気読みしたかった…!
仕組まれた仕掛けに気がつかなかったことが逆に心地いい。楽しめました!
読了日:06月01日 著者:中町 信
https://bookmeter.com/books/507732

■6月31日の同窓会 (実業之日本社文庫)
スリードするためだとは思うけれど、誰が誰だかわかりにくい。そして学校の設定もイマイチ無理があるような…。タイトルは興味をそそっただけに、ちょっと残念。
読了日:06月03日 著者:真梨 幸子
https://bookmeter.com/books/13447908

壬生義士伝 上 (文春文庫 あ 39-2)
読了日:06月06日 著者:浅田 次郎
https://bookmeter.com/books/575844

壬生義士伝 下 (文春文庫 あ 39-3)
宝塚歌劇団雪組の舞台を観てから読みました。
綺麗に全てが繋がった。そのための現時点が約50年後だったのか!と。
読了日:06月12日 著者:浅田 次郎
https://bookmeter.com/books/575845

■ルパンの娘 (講談社文庫)
痛快でとても面白かった!
読了日:06月22日 著者:横関 大
https://bookmeter.com/books/12124183

■この闇と光 (角川文庫)
何一つネタバレを知らないまっさらのままで読んでください!!
読了日:06月29日 著者:服部 まゆみ
https://bookmeter.com/books/8651808

グラスホッパー (角川文庫)
かなりリアルにグロい表現があるので、苦手な人は注意。
読了日:07月04日 著者:伊坂 幸太郎
https://bookmeter.com/books/579679

命売ります (ちくま文庫)
約50年前に書かれたというのに違和感がなく、生と死(と性)は普遍的なテーマなのだなと思った。
読了日:07月06日 著者:三島 由紀夫
https://bookmeter.com/books/576108

■夏子の冒険 (角川文庫)
携帯はなく電報だったり、戦争から戻ってきた若い男性だったりと、確かに1951年に書かれた物語だと感じるところもあるけれど、現在でも違和感なく読めたし面白かった。
読了日:07月14日 著者:三島 由紀夫
https://bookmeter.com/books/553932

■僕らの世界が終わる頃 (新潮文庫nex)
作中作がもっとたくさん出てくるかと思っていたけれど、そうでもなかったけれど、このくらいの分量だから良かったのかも。
青春だなぁ、という感じ。
読了日:07月15日 著者:彩坂 美月
https://bookmeter.com/books/12739720

■悪いものが、来ませんように (角川文庫)
途中で気がつき、騙されず読めてしまったので、それはちょっと残念かな。
でも、違和感の正体がわかっても、面白く読むことができました。

自身も母との関係が重苦しいと感じるところがあるので、そこに共感できてしまった。
読了日:07月19日 著者:芦沢 央
https://bookmeter.com/books/11110969

■慈雨 (集英社文庫)
お遍路の旅と、かつての心残りと、進行している事件操作が重なって、しっとりと重い雰囲気の作品。
文体がとても作品に合っていると感じました。
読了日:07月23日 著者:柚月 裕子
https://bookmeter.com/books/13659321

■あのひとは蜘蛛を潰せない (新潮文庫)
母親って、娘は自分の思い通りにできるとどこかで思っているものなのかなと感じることがある。自分と別の人間であると認めていない。前半はそれがヒリついて痛かった。
年下の男の子は、梨枝を棄ててしまうのかなと思っていたので、そこは裏切られた。
それぞれ少しずつ弱くて、誰かと関わりあいたいのだなぁ。
読了日:07月31日 著者:彩瀬 まる
https://bookmeter.com/books/9823172

■再会 (講談社文庫)
ルパンの娘が面白かったので手に取りました。文章も読みやすく、破綻もなく、二十三年前の事件とタイムカプセルと現在が絡み合っていくので、推理しながら読める作品。
読了日:08月06日 著者:横関 大
https://bookmeter.com/books/5258235

■夜会服 (角川文庫)
1967年の作品。嫁姑間は今も昔も変わらず、永遠の問題なのだなと。
読了日:08月15日 著者:三島 由紀夫
https://bookmeter.com/books/422146

東京會舘とわたし 上 旧館 (文春文庫)
タイトルに惹かれて購入。
東京會舘が寄り添う人々の大切な日のエピソードに胸があたたかくなります。
読了日:10月06日 著者:辻村 深月
https://bookmeter.com/books/14132824

東京會舘とわたし 下 新館 (文春文庫)
上巻にあったエピソードが繋がっていたり、東京會舘の歴史と人々の時間が繋がった感じがしてとても良かった。
読了日:10月13日 著者:辻村 深月
https://bookmeter.com/books/14132825

■ルパンの帰還 (講談社文庫)
そこで終わる????っていうところで終わったので、続きをすぐに読みます!
続きを手に入れてから読み始めるべき!
読了日:10月22日 著者:横関 大
https://bookmeter.com/books/13964262

■ホームズの娘 (講談社文庫)
面白かった!
ほぼ一気に読みました。
それぞれの家族のキャラクターのぶっとび方が素敵。
読了日:10月23日 著者:横関 大
https://bookmeter.com/books/14290380

■下鴨アンティーク アリスと紫式部 (集英社オレンジ文庫)
文学と想いか織り成すミステリー。面白かったので続編の既刊を読み進めたい。
読了日:10月27日 著者:白川 紺子
https://bookmeter.com/books/9064224

■下鴨アンティー回転木馬とレモンパイ (集英社オレンジ文庫)
残された想い、というような切なさが詰まったシリーズ二作目。
本編の本道とはあまり関係ない部分ではあるが、食事がいつも美味しそう。
読了日:10月31日 著者:白川 紺子
https://bookmeter.com/books/9753033

■下鴨アンティーク 祖母の恋文 (集英社オレンジ文庫)
切ない恋物語が、それぞれの着物に遺されているけれど、現代の恋物語も少しずつ始まるのかな?という雰囲気の一冊でした。
読了日:11月07日 著者:白川 紺子
https://bookmeter.com/books/10031231

■下鴨アンティーク 神無月のマイ・フェア・レディ (集英社オレンジ文庫)
慧ちゃんと鹿乃の関係が少しずつ均衡を崩してきたような。ドキドキする少女マンガのような感じがとても良い。
「兎のおつかい」のロマンスがとても素敵。
読了日:11月14日 著者:白川 紺子
https://bookmeter.com/books/11067018

■下鴨アンティーク 雪花の約束 (集英社オレンジ文庫)
物語に動きが!関係が変わるか、どうか、この続きが楽しみ。
そして、高校生な良鷹さんが素敵。
読了日:11月15日 著者:白川 紺子
https://bookmeter.com/books/11250118

■下鴨アンティーク 暁の恋 (集英社オレンジ文庫)
モヤモヤが晴れ、ときめきが止まらない!
兄の良鷹さんも素敵。顔も頭も良いのだし、ぐうたらなくらい問題ないよね(笑)。
読了日:11月21日 著者:白川 紺子
https://bookmeter.com/books/11940225

■下鴨アンティーク 白鳥と紫式部 (集英社オレンジ文庫)
シリーズが完結してしまった…!
残り番外編。こちらも楽しみです。
読了日:12月12日 著者:白川 紺子
https://bookmeter.com/books/12499938


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